2013/06/12, story

不器用だから愛おしい。『陰日向に咲く』/劇団ひとり

処女作

どうも、みやです。

最近読んだ本、2冊目紹介します!
 
今回は、劇団ひとり氏の処女作、『陰日向に咲く』!
 

陰日向に咲く
劇団ひとり
幻冬舎

 
本作は2006年に発売され、100万部を突破し、
2008年に岡田准一氏で実写映画化もされている作品なので、
今更感はありますが、読んでみたら素晴らしかったので紹介させてください。

あらすじ

ホームレスを夢見る会社員。
売れないアイドルを一途に応援する青年。
合コンで知り合った男に遊ばれるフリーター。
老婆に詐欺を働く借金まみれのギャンブラー。
場末の舞台に立つお笑いコンビ。
 
彼らの陽の当たらない人生に、時にひとすじの光が差すー。
 
不器用に生きる人々をユーモア溢れる筆致で描き、
高い評価を獲得した感動の小説デヴュー作。

読んでみて

作者の劇団ひとり氏は、
ゴッドタン等のバラエティ番組でよく見ており、
演出力や、演技力、トーク力等、凄く好きです。
 
とはいえ、小説は書けるのかなぁ?と思っていましたが、
完全に杞憂でした。
 
読み始めると、あまりの面白さに、
手が止まらず、衝撃を受けました。
 
本作は短編の連作となり、
登場人物や、ストーリーの描写が薄くなってしまいがちですが、
全くそんなことはなく、
一人一人の登場人物の葛藤、表情がありありと描かれています。
 
そして、頭にその情景が浮かんでしまうほど、
リアリティを持って描かれているうえ、
微妙に各登場人物たちがリンクしているところにも、にやりとさせられます。
 
特に時間軸を歪めているところには、
やるなーーーと思わず感動してしまいました。
 
初めて、漫画家の浅野いにお氏の作品を読んだときの衝撃に
かなり近く、特に『素晴らしい世界』とかなりシンクロします。
 

 
毎日にもやっとしてる人や、
モラトリアムを感じている人には、
かなり刺さる作品ではないでしょうか。
 
岡田氏がどの役をやっており、本作で描かれた人物たちを誰が演じているのか
かなり気になるので、映画も見てみようと思います。

オマケ

余談ですが、僕が大学生のとき、
浅野いにお氏の感情移入の仕組みとメッセージ性をテーマに、
卒業論文を書きました。
 
全文を、個人的にサイトにまとめていますので、
もし、浅野いにお氏ファンの方いらっしゃれば、
是非読んで頂ければ幸いです。
 
全部で3万文字超ありますが、節毎に区切っておりますので、ぜひ!
 
『浅野いにお論』| inio.

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